あなたの土地の地盤って大丈夫か心配ですよね。地盤の種類から調査方法と改良工事まで概要を解説します。
目次
地盤の種類
地盤をざっくり分類すると山(岩盤)→丘(岩盤)→大地(洪積層)→平地(沖積層)→海
となります。一般的に山や丘は古い地質で硬い地盤が多く、平地は新しい地質で軟弱な地盤が多いと言われています。
よって土地探しの段階では、丘や大地な地形のエリアを選ぶのが良いです。
しかしながら、そのようなエリアを選べば絶対に頑丈な地盤かというとそうとも言い切れません。あくまでも良い地盤に当たる確率が上がるだけと考えておきましょう。
その理由として、例えば造成工事で丘を削ったり、盛ったりしてできた分譲地があるとします。盛った土地は土の締まりが浅く、緩いこと間違いありません。
また、田んぼや池や川の付近は軟弱な地盤で湿気ていたりするので注意が必要です。
どうしても土地購入前に地盤の状況が知りたい場合は、5万円~地盤調査が出来るので、させてもらえないか売り主の許可を取ってやってみるといいと思います。
私の個人的な意見として、地盤が悪くても改良工事で手を打てるので、地域性を最優先で土地を探されれば良いと思います。
地盤調査の種類
住宅の場合下記2つのどちらかで行います。
スウェーデン式サウンディング試験
小規模な建築物の場合、最も用いられている調査方法です。住宅の場合5ポイント程度を調査し、半日程度で作業を終えます。
スクリュー状の棒を地面にねじ込み25cm掘り下げるのに何回回転させたかを基準に強度を測定します。
元々スウェーデン発祥の調査方法で、日本には1980年頃から戸建て住宅などを中心に地盤調査方法として採用されています。
ボーリング試験
大規模建築物に用いられるほか、住宅でも鉄骨造やRC造などの重量がある建物の場合に用いられます。スウェーデン式よりも精度が高く、地盤の地下水位も測定できます。
63.5kgのおもりを75cmの高さから自由落下させて、サンプラーを土に中に貫入させるのに要する打撃回数で強度を測定します。
地盤改良の種類
支持地盤までの深さを考慮し、選定します。
表層改良
表層の土をセメントとかくはんさせて転圧します。2mくらいまでの深さに対応。
柱状改良
セメントと水を地中の砂と柱状にかくはんさせて、コンクリートの柱をつくります。
8mくらいまでの深さに対応。
鋼管杭
鋼管の杭を土中に打設します。15mくらいまでの深さに対応。
まとめ
土地選びは地域性重視で、好きな場所を選ぶのが一番です。上記の通り、地盤悪くても改良工事で何とかなります。費用はざっくり100~200万円。土地代が少し高くなる程度に考えておけば良いでしょう。
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