間取りってどうやって見たらいいのか、書いたらいいのか良くわからないですよね!?販売チラシによって何となく書き方違うし、これで合っているんだっけ?みたいな。でも、大丈夫、ポイントさえ押さえれば、実はあなたにも作れてしまうんです。
本記事では下記の内容を解説します。
目次
間取りとは?
建物内の壁で仕切られた部屋のレイアウトのことを言います。平面図とも言いますが、設計図の平面図よりももっと簡易的な表現にとどまることが多く、部屋名と大きさ(何帖か)が書かれており、部屋と部屋の関係性が分かれば十分です。
不動産屋さんで大雑把に作られることもあるので、実際の部屋と比べて多少アンバランスだったり、細かい収納まで表現されていないケースがあるので注意しましょう。
間取りの種類と用語
1R…ワンルーム
文字通り、ひと間しかなく、キッチンも分離されておらず一体です。
1K…ワンケー
ワンルーム+キッチンが独立しているタイプです。
1DK…ワンディ―ケー
寝室とダイニングとキッチンがそれぞれ独立しているケースと寝室だけ独立しており、キッチンとダイニングは同じ部屋にあるケースがあります。
1LDK…ワンエルディーケー
1DKにプラスしてリビングがあります。最近の間取りはキッチンとリビングとダイニングは壁で仕切られてない場合が多いです。
2LDK…ニエルディーケー
2とは寝室の数です。その他は1LDKと同じです。寝室が3つなら3LDKになります。
用語の種類
同じ意味でも違う表現で書かれていることがあるので、記載しておきます。
居間、リビング
食事室、ダイニング
台所、キッチン
便所、WC
洗面所、パウダールーム
浴室、バスルーム
クローゼット、CL、クローク
ウォークインクローゼット、WCL
下駄箱、シューズクローク
間取りの見方
まず最初に方位を確認してください。一番多いのが、北を図の上部方向に合わせて書かれている間取り図です。ですが、北が左方向だったり、右方向だったりするので、南側で日当たりが良いと勘違いして実は北だったら悲劇ですよね。
次に部屋のレイアウトを確認します。玄関を見つけてください。玄関からどのように動くか想像しながら部屋を見ていくとイメージがつきやすいです。
あとは扉が開き戸か引戸か、収納は有るか、部屋の帖数を確認してください。
間取り図の書き方
敷地の形状を把握したら、建物が敷地内のどのあたりにくるか決めます。南側の隣地に建物がある場合は、あなたの敷地のなるべく北側に建物を寄せた方が、日当たりをより確保できるので有効です。想定した建物の範囲の中で、リビングや水まわりや寝室などのエリア分けを行います。これをゾーニングと呼びます。各部屋のつながりを考えたり、道路から玄関までの位置とそこから動線がどのようになるかを想定します。
例えば、東側に道路があれば、玄関は東側になるし、駐車場との位置関係も重要です。日当たりのいい南側をリビングにして、北側は洗面所や浴室や階段かな?などと考えながら大雑把にエリア分けをします。
各エリアの広さの目安として、リビングなどの共用部を30%、各寝室を30%、残りの水まわりや廊下や階段などを30%にすると良いでしょう。
ここまで出来たら寸法を具体的に考慮しつつ、間取り図化していきます。一から書くにはちょっとコツがいるので詳しい説明はまた別の記事に書きます。もし既に建築士が作成した間取りがある場合は、それをベースに間取り図を書きやすいと思うので、あなただけのオリジナル間取りを作ってみましょう!
間取りの階段の位置は重要です
2階建の場合、階段は無くてはならないものですよね。ゾーニング時に重要なのが、1階と2階の階段の位置を合わせておくということです。当たり前ですが、建物は立体なので、階段がずれていたら成り立ちません。意外と2階のレイアウトを夢中になって考えている間に、1階の階段の位置を無視してしまうことが起こります。
間取りにあるPSってなんですか?
PSはパイプシャフトやパイプスペースの略です。1階から2階へと上下方向の配管ルートです。給水管と排水管が通ります。電気の配線の場合はEPSと記載されることもあります。
住宅の場合はそんなに気にするほどスペースを取りませんし、配管も数本で排水音も気にならないでしょう。遮音性を考慮して、最近はPSの石膏ボードを2枚張りにするケースが多いです。
例えば2階にトイレがある場合は必ず1階の直下にPSが必要です。具体的な位置はプロに任せて、間取り図に記載されていても気にしないで良いレベルです。デットスペースくらいに思っておけば丁度いいかもしれません。
まとめ
人それぞれ間取りに対する考え方は様々で、絶対的な正解は有りません。あまり細かいことにとらわれず、まずは気軽に間取りを考えてみましょう。将来の住まいをイメージしながらあれこれ考えるのはとても楽しいですよね。営業マンや設計士の提案に遠慮なんていりません、是非あなたなりの考えを伝えてみてください。
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